手打ちそばの魅力

Q:手打ちそばの魅力はなに?

山口そば打ち同好会

山口そば打ち同好会

A:そば粉と水だけの人の手で練り、延して切る。いたってシンプルな食べ物なのに、その奥はとても深い!

初めは、つながったそばが打てた事を喜び、それを持ち帰り美味しいと言ってくれる家族の顔に喜び、さらに近所に配り美味しいとお世辞を言ってもらって大喜び。次第にそば粉にこだわり、道具にこだわり、そば打ちにこだわり、いつの間にか麺棒かついでそば打ちを教える人となっていきます。素材がシンプルだから気軽に始められる。素材がシンプルだから自分の成長が鏡のように映し出される。終わりのない自己研鑽と、人の輪の広がり。それこそが人の心をとらえてやまないところかもしれません。 

そば打ちの道具

そば打ちの道具


そばの旨みを楽しむ3たて

1 挽きたて —そば本来の香りを堪能

挽きたて -挽いたばかりのそば粉は強い香りがします

挽きたて -挽いたばかりのそば粉は強い香りがします

2 打ち立て —手打ちならでは!を感じる

打ち立て -打ったその日のうちに食します

打ち立て -打ったその日のうちに食します

3 湯がきたて —コシ(歯ごたえ)を楽しむ!

湯がきたて -茹で上がったそばはすぐに冷水で締めます

湯がきたて -茹で上がったそばはすぐに冷水で締めます

※ 採りたて —春と秋には『新そば』を

採りたて -新そばの季節には採りたてのそば粉でそばを打ちます

採りたて -新そばの季節には採りたてのそば粉でそばを打ちます

そば本来の風味や食感を楽しむための条件は、『挽きたて・打ちたて・湯がきたて』の『3たて』です。最近はこれに『採りたて』が加わり4たてとも言われます。いなべ市では、そば打ち体験講座やそば祭りなどのイベントで気軽に、この『3たて』を味わうことが出来ます。


3たてを実感してみよう -イベント会場などで『3たて』を味わった感想を聞きました。

    • 今まで味わったことのないそばの風味がありました。食感も良かったです。
    • 家族、皆から「うまっ!」という声が・・・
    • 今回初めて手打ちそばを頂ました。味に深みがあってよいですね。
『味』を求めて長蛇の列

『味』を求めて長蛇の列

何杯でもいける!

何杯でもいける!


そばのうんちく そばのつうな食べ方

香りと味を楽しむには、海苔と薬味は控えます。まず、つゆにつけずにそばだけを食べてみてください。その後、普通につゆをつけて食べ、半分ぐらいの時に再びそばだけ、また普通に食べ、三たびそばだけを食べてみてください。気取っているようですが、何回かやっているうちにそばが甘いのか苦いのか、香りがあるのかないのかがわかってきます。

ざるそば

ざるそば


Q:なぜいなべ市で手打ちそばに取り組むの?

A:生産、消費の拡大から生まれるたくさんの可能性に期待します!

市が、穀物としてのそばの栽培に取り 組み始めて10年が経ち、生産量は三重県下で1番になりました。その生産を開始すると同時にそば打ちにも取り組み、地域に根ざした特産品作りを目指してきました。 結果、手打ち人口は100人を超え、地域でのそば打ち体験講座による体験者は、子どもからお年寄りまで 1000人を超えています。

そば打ち体験

そば打ち体験

自分で打ったそばを試食

自分で打ったそばを試食

手打ちそばを取り入れている地域や学校

市内各地で、いなべの里のそば粉を使った手打ちそばを取り入れ、地域内・学校内の交流を楽しんでいます。 北勢町麻生田、北勢町南中津原、員弁町平古、大安町片樋、藤原町古田、藤原町山口、市内小学校8校、この他にも、子ども会行事や祭りなどで、そば打ち体験やそばの振る舞いを行う地区があります。


(練習すれば)あなたもできる手打ちそばのい・ろ・は

  • 用意するもの(約4〜5人前)

そば粉 400g | 小麦粉 100g | 水 250cc

手打ちそばの材料

手打ちそばの材料

※以下は12〜15人前のそばの分量の写真です。 ※数回の練習で誰でも手打ちそばは打てるようになります。おいしい手打ちそばを打ってみたい方は、いなべ市蕎麦打ち同好会『雅』にご連絡ください

(1)みずまわし -ふるいを使ってそば粉半量、小麦粉、そば粉半量の順にそば鉢に入れて混ぜ、用意した水の約半量を入れてよく混ぜる。

(1)水まわし -ふるいを使ってそば粉半量、小麦粉、そば粉半量の順にそば鉢に入れて混ぜ、用意した水の約半量を入れてよく混ぜる。

(2)水まわし -粉がパン粉状になったら残りの半分の量の水を加えさらに混ぜる。

(2)水まわし -粉がパン粉状になったら残りの半分の量の水を加えさらに混ぜる。

(3)水まわし -残りの水を入れながら指で粉を転がし、少しずつ塊が大きくなるように混ぜる。耳たぶぐらいの堅さが目安。

(3)水まわし -残りの水を入れながら指で粉を転がし、少しずつ塊が大きくなるように混ぜる。耳たぶぐらいの堅さが目安。

(4)練り -一つにまとめ前方に力強く押し付けるように練る。

(4)練り -一つにまとめ前方に力強く押し付けるように練る。

(5)菊練り -塊を外側から内側に巻き込みながら空気を出す。

(5)菊練り -塊を外側から内側に巻き込みながら空気を出す。

(6)へそ出し -練り上がった塊を円錐状に仕上げる。

(6)へそ出し -練り上がった塊を円錐状に仕上げる。

(7)地のし -両手を重ねて1cmぐらいの厚みになるまで押さえて円形に延ばす。

(7)地のし -両手を重ねて1cmぐらいの厚みになるまで押さえて円形に延ばす。

(8)丸出し -綿棒を転がして5mmぐらいの厚さの円形に延ばす。

(8)丸出し -綿棒を転がして5mmぐらいの厚さの円形に延ばす。

(9)四つ出し -延ばした麺帯を麺棒に巻きつけ、前方へ押さえながら転がし、反対方向、90度方向からもそれぞれ転がす。

(9)四つ出し -延ばした麺帯を麺棒に巻きつけ、前方へ押さえながら転がし、反対方向、90度方向からもそれぞれ転がす。

(10)四つ出し -4方向からの転がしが終わったら広げる。

(10)四つ出し -4方向からの転がしが終わったら広げる。

(11)本延し -四角くなった麺帯を凸凹がなくなり厚さ1.5mm程度になるまで麺棒で平に延す。

(11)本延し -四角くなった麺帯を凸凹がなくなり厚さ1.5mm程度になるまで麺棒で平に延す。

(12)たたみ -打ち粉をふり横へ1回、前方へ2回折りたたむ。

(12)たたみ -打ち粉をふり横へ1回、前方へ2回折りたたむ。

(13)切り -たたんだ麺帯を約1.5mmに揃えて切る。

(13)切り -たたんだ麺帯を約1.5mmに揃えて切る。

(14)打ち粉を払う -良く振って打ち粉を払う。

(14)打ち粉を払う -良く振って打ち粉を払う。

(15)完成! -一人前ずつ生舟に並べる。

(15)完成! -一人前ずつ生舟に並べる。


 -初出:いなべ市情報誌Link 2012年4月号


山口そば打ち同好会 —とにかくそば打ちが大好き

道具と粉があれば、だれでも始められる 手打ちそば。 山口そば打ち同好会でお話を聞きました。

手打ちそばの魅力は?

そば打ちを始めて2年になります。打つ たびに出来上がりが違い、毎回楽しんでいます。ご近所さんやお友達と 教え合いながら打っていると、あっという間に夕食の時間。それぞれ持ち帰り、すぐ食卓に出すことができます。ぜひ、皆さんも体験してみてください!

山口そば打ち同好会(いなべ市藤原町)

山口そば打ち同好会(いなべ市藤原町)

-初出:いなべ市情報誌リンク2012年4月号

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